Message from the Director of Nursing
施薬救療
済生会の基本理念である「施薬救療(せやくきゅうりょう)」の精神を受け継ぎ、当院看護部は「患者さん一人一人を大切にし、安心できる看護を提供します」という理念のもと、日々の看護に取り組んでおります。私たちが考える「大切」とは、患者さんが本来備えている自然治癒力が最大限に発揮されるよう、生活環境を整え、心身の状態に丁寧に見守り寄り添うことです。そして「安心」とは、その積み重ねから生まれる信頼と心地よさであり、看護の原点であると考えています。
〇スローガン:「気づきは看護の第一歩」
患者さんのそばで最も長い時間を過ごす私たち看護職だからこそ、表情の変化や小さなサインに気づくことができます。その「気づき」をチームで共有し、医療の質の向上へとつなげていくことを、看護部の大切な姿勢としています。一つひとつの気づきを丁寧に受け止め、患者さんの心の声に耳を傾ける看護を、これからも変わらず実践してまいります。
〇私たちが誇る専門性と文化
・尊厳を守る看護
身体拘束を極限まで減らす取り組みを続けており、全国平均を大きく下回る水準を維持しています。患者さんの変化を敏感に捉え、迅速に対応できる専門性が根付いています。
・地域医療を支える198床の「要(かなめ)」
認定看護師をはじめ、多様な専門性を持つスタッフが在籍し、質の高い医療を支えています。看護補助者を含め、職種を問わず誰もが自己研鑽に励む文化が、チーム力を高めています。
・抜群の定着力
離職率は全国平均を大きく下回っています。約200名の仲間が互いを尊重し、支え合う温かい職場風土が当院の強みです。
〇スタッフの幸福が、最良の看護を生み出す
良い看護を提供するためには、まず私たち自身が心身ともに満たされていることが不可欠です。当院では「看護者の倫理綱領」の精神に基づき、すべてのスタッフのウェルビーイング(幸福)を追求しています。それは単に「働きやすい」というだけではなく、一人の人間として、そして看護のプロフェッショナルとして、心豊かに満たされて働くことを意味します。
最新テクノロジーを活用した医療DXの推進や、他職種との積極的なタスクシフト・シェアにより、日々の業務負担を軽減しています。さらに、豊富な経験を持つプラチナナースが力を発揮できる環境を整え、チーム全体で支え合う体制づくりを進めています。組織全体でゆとりを創出することで、スタッフ全員が本来の「患者さんと向き合う時間」や「自身の生活・学びの時間」をしっかり確保できる職場を目指しています。
〇最後に
「この病院に来てよかった」と患者さんに思っていただけるように。
「このチームで働けて幸せだ」とスタッフが胸を張れるように。
私たちはこれからも、人と人とのつながりを大切に、地域に信頼される看護を届けてまいります。
